くだらないこと

別にいやな授業があるわけでも、友達とケンカしたわけでも、部活の先輩が嫌だったわけでもないのですが、なんとなく学校へ行きたくないなあと思うことが多くなりました。
そしてある日、学校に行くのが嫌だなと思いながらも、自転車に乗って最寄り駅まで行ってしぶしぶ電車に乗りました。

しかし、やっぱり行きたくないなあと途中の駅で思い、その日はいつもなら一緒にいる友達が乗っている電車よりも一本遅い電車に乗ったことと、バイト代が入ったばかりだったこともあり、そのまま乗り越して学校がある駅から一時間半ほどかかる地方都市へ急きょ遊びに行くことにしました。
まあこういった生活がしたい日があっても仕方ありませんよね。
あとで両親には怒られるかもしれないけれども、どうしてもその日はそうしてみたかったのです。
いつもは電車でケータイか読書をしていることがほとんどなのですが、その日は学校をさぼってしまった罪悪感と、都会に行けるというワクワク感が入り混じっている感情からか、窓から外をずっと見ていました。
移り変わる景色をちゃんと見ようと思ったのは子供のころ以来かもしれません。
ずいぶん長い時間電車に乗っていたのに、全く見ていなかったのです。
私の住んでいる、同じような新しい建物が並んでいる新興住宅地からだんだん緑が多い地域を経て、大きな川を渡ったら目的の駅に着くはずでした。
でもなぜかあとすこしというところでそこまで行くのが嫌になって、目的の駅より一つ手前の小さい駅で降りてしまいました。
そしてその日はその駅で一日過ごしました。
それ以来学校は休んでいません。

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